Ai技術を活用した尾数カウント『Fish Capture Pro ai』販売をスタート

株式会社三千和商工が『Fish Capture Pro ai』(ブリモデル)の販売を開始

ー持続可能な水産業実現に向けてー

株式会社三千和商工(取締役社長 家令 光国、東京都港区)は、AI活用の画像解析技術を使用した養殖魚計数機『Fish Capture Pro ai』(特許:第7243986号、商標登録出願中:商願2025-43306)の販売を正式に開始しました。
本製品は、中央電子株式会社(代表取締役社長 社長執行役員 丸井 智明、東京都八王子)・株式会社ニッスイ(代表取締役 社長執行役員 田中 輝、東京都港区)と3社にて2020年3月に共同開発を開始、中央電子・三千和商工の画像解析技術とAI技術、ニッスイの養殖に関する知見により装置を開発、ニッスイグループ黒瀬水産株式会社を実証フィールドとして養殖現場での試用と改良を重ねて完成しました。
特徴は以下のとおりです。

  • ●AI画像解析技術により魚体の認識と追跡を行い、魚体数を正確にカウントします。
  • ●幼魚(おおよそ10cm~)成魚まで、どの育成段階の魚でも98.5~99%以上(特定環境下で)の高い精度(黒瀬水産株式会社実績)で計数できます。
  • ●魚道に魚を流すだけでカウント開始。難しい技術や人数を使った手作業に頼らず効率アップができます。
  • ●機器使用の際に負傷原因となる鋭利な部分を排除、作業人員が安全安心に使用できます。
  • ●本体には一般的な機器・部品を使用し、低コストを実現しました。

Fish Capture Proカメラ装置01

グレーの装置の中にカメラを設置し
その下の魚道を通る養殖魚を撮影

Fish Capture Proカメラ装置02

カメラの映像
AIが瞬時に養殖魚の数をカウントする

今後は他魚種モデル展開や新技術の開発・導入を進め、海上のみならず陸上養殖にも使用の幅を広げていきます。
以上弊社は、本製品を通じ持続可能な水産業の発展のために水産業向けスマートソリューションを充実させてまいります。

【Fish Capture Pro aiの概要】

  • 製品名 : Fish Capture Pro ai
  • 特 徴 : 下記
  • 価 格 : オープン
  • 発売日 : 2025年5月23日

本体各部について

fish-capture-pro-img

  • ①【読取部】魚道の上にセットし、魚道を通る魚をカウントするカメラ
  • ②【魚 道】読取部でカウントするために魚を通す部位(お客様の環境によっては不要となります。)
  • ③【本体部】読取部で魚の映像を処理しカウントする機器
  • ④【タブレット】読取部で撮った映像を映しカウント数を表示する

【Fish Capture Pro ai について】

本製品は、AI技術を活用し、養殖業の尾数カウントを認識率99.9%以上で実現いたしました。
これにより、コストと時間の削減が可能になります。

  • 適正な出荷量の把握
  • 適切な給餌量の把握
  • 99%の精度で尾数を把握
  • 人員の最適配置を実現

弊社における特定環境での実測定結果

【システム構成イメージ図】

【導入までのスケジュール】

【製品仕様】

用 途  :尾数計測
実績魚種 :ブリ/カンパチ
カウント実績性能
:約50g 約10800尾/hour
:約3kg 約 4800尾/hour
(装置単体の最大能力ではありません。業務全体での実績値になります。)
カウント実績精度 :99%以上
電 源 :AC100V(50Hz/60Hz)
耐防水 :IPx4準拠
■サイズ

  • 魚 道  :W490×H400×D660mm
  • 読取部  :W507×H505×D662mm
  • 本体部  :W540×H220×D450mm
  • 操作端末 :W240×H9×D159mm

■重量

  • 魚 道  :約7Kg
  • 読取部  :約11Kg
  • 本体部  :約14Kg
  • 操作端末 :約460g

弊社における特定環境での実測定結果

【お問い合わせ先】

株式会社 三千和商工

担当者: 吉村 政之
TEL : 03-3434-3310
FAX : 03-6895-1403
MAIL : m.yoshimura@michiwa.co.jp